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あんしん!介護ナビ (全3回)

“介護保険・介護サービス”の現状について西川克己氏がナビゲート

介護は社会の責任(全3回)

社会科学博士(社会福祉学専攻)
西川 克己(にしかわ かつみ)

第1回 介護サービス利用者の満足を考える

「介護」って、介護サービスを提供する側の事業者とサービスを利用する側、高齢者との間の権利義務関係が難しいんですね。介護サービスを利用する場合、サービス利用契約って言うものを、双方必ず文書で結ぶんですね。

これは、民法上の委任契約の一種なんですが、医療行為とは違って、この契約はサービスの後に待っている結果・効果には何も責任をとらないんですね。

これを「準委任契約」って言います。それは「行為債務」といって、その契約ではどんな介護をどのようにするか、というサービス提供過程の契約をしているんですね。

介護の目的があくまでも介護サービスの提供なんであって、例えば自立の支援の援助とか要介護度の区分の提言とか、では無いんですね。そこのところをケアマネージャーもよく理解しておかないと駄目ですね。特にこれから介護予防について勉強して下さい。

介護予防通所介護と介護予防訪問介護は定額制なんです。一回いくら、ではなくて、週に何回利用しても、月々は定額なんですね。効果のある事業の利用っていうテーゼを考えなければならないんですね。

だから、「介護事業者の良し悪しって何?」って言われたら、サービスの提供の仕方の可否ってことになるんですね。

そこには、利用者の声すなわち顧客満足っていう指標が出てくるんですね。
それがCS(Customer Satisfaction)なんです。

写真:西川克己さん
プロフィール
西川 克己(にしかわ かつみ)
社会科学博士(社会福祉学専攻)
昭和32年東京都三鷹市生まれ。
昭和56年中央大学法学部卒業。
日本ビクター株式会社入社後、昭和58年人事部労政課勤務から明治大学大学院法学研究科公法学専攻に入学、同大学院修了後、日本社会事業大学研究科福祉計画専攻卒業、昭和62年から国際労働機関ILO(本部)職業リハビリテーション部研究部員、平成2年から帝京大学講師・研究所助教授・同教授、平成12年茨城基督教大学、教授、平成17年西武文理大学教授をはじめ、数多くの大学・専門学校の教授・講師を歴任。
現在は、群馬社会福祉大学大学院の専任教授、山脇学園短期大学、介護労働安定センター、日本福祉教育専門学校各講師、経営コンサルタント会社 株式会社日本福祉経営 代表取締役。

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